出家できるのは幸福の科学だけじゃない。
最近、幸福の科学の清水富美加さんが出家したということが世間で騒がれています。
普段はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などのメディア類はほとんど見ないので、これは人づてに聞いたのですが、とても驚きました。
「幸福の科学って、出家できるんだ。。」
そして、それを聞いて、こうも思いました。
「うちもそれくらい話題になったらいいな…」
なにより羨ましかったのは、信徒の中に有名人がいることと、その人が公に「出家します」宣言してしまったこと。
宣伝効果がどれだけ大きいことか…
かたやアレフは、信徒数を増やそうと日々頑張ってはいますが、その増加数はたかが知れています。
その賛否がいろいろと騒がれているとはいえ、有名人がやっていて出家までするなんていうのは、いままで怪訝な目で見ていた人たちに少なからず、いい意味での観念崩しになっていると思います。
そんな流行りに便乗して、アレフの良さを世に知らせようと思い、ブログ開設を思い立ちました。
…しかし!
よくよく調べてみると、出家の定義がアレフとは全然違うことがわかりました。
幸福の科学の出家については、以下の記事のとおりです。
幸福の科学の2016年の職員採用ページには、「幸福の科学の職員(出家者)」という表現がある。この点について、J-CASTニュースが
"「宗教法人幸福の科学の職員に採用されれば、住んでいる環境や場所にかかわらず『出家』した、ということになるのでしょうか」"
と確認したところ、幸福の科学グループ広報局は、
"「職員としての採用が決まった時点で、出家が決まったことになります」"
と回答。出家生活については、
"「社会と隔離された集団生活ではなく、基本的には現代的な社会生活と変わりません。家族とともに居住する場合もあります」"
と説明した。
一方、アレフの出家は、
「家を出て仏門にはいること。俗世を離れ仏法修行の道にはいること。しゅけ」(精選版 日本国語大辞典)
「家を出て仏門に入ること。俗世間をすて、仏道修行に入ること。また、その人。僧」(広辞苑 第6版)
にあたります。
具体的に言うと、
会社、家族、友人知人、親族
これらとの一切の関わりを断ちます。
会社は辞め、家族には別れを告げ、家も引き払います。
そして、教団の施設で共同生活を送りながら、それぞれ分担された教団の運営活動を行っていきます。
したがって、初めは「幸福の科学も結構本格的なことしてるのかな」
と思ったのですが、実態はかなり妥協した出家制度だということがわかり、どこかがっかりした自分もいました(別にがっかりしなくていいのですが)。
ちなみに、私の場合どうやって出家したのか、なぜ出家したのかは、過去記事をご覧ください↓
bodhisattva1318640.hatenablog.com
私は2014年の出家なので、アレフではとても新しい出家者です。
というか、アレフで出家は、事件後はほとんどなく(というより教団自体が休止状態が続いていたので)、ここ数年ようやくぽつぽつと出始めた、という状態です。
オウム真理教時代は、オウムで出家は有名だったかもしれませんが、今の若い人たちには「アレフで出家」はピンと来ないでしょう。
というか、
「出家ってどんなことするの?」
「出家の修行って厳しいの?」
などなど、出家って何?という疑問が多いと思うので、どこまで言えるかは非常にきわどいのですが、そのあたりを記事にしていこうと思います。
*1:J-CASTニュース 「幸福の科学、独自定義の「出家」 清水富美加の生活はこうなる」http://www.j-cast.com/2017/02/13290494.html?p=all